苛烈にして壮絶…!!
もはやストイックという言葉さえ生ぬるい、鬼気迫る狩竜人(かりゅうど)の物語。作品がもつ重力に引き込まれ、しばらく身動きが取れなくなる劇薬のような作品です。心のどこかでこんな作品を待っていました!!
概要
- タイトル『ラグナクリムゾン』
- どハマり度:★★★★★
- 連載:ガンガン JOKER
- 異世界ファンタジー
こんな人におすすめ
- ダークファンタジー好きな人
- 尖った作品が好きな人
- スリリングな展開が好きな人
レビュー
全然安心して読めません。
面白くないわけではなくて、ハラハラして次に何がどうなるのか、まるで予想できないからです。読んでいて期待と不安が入り混じり、心拍数が上がるのを感じながら夢中でページをめくってしまいました。
主人公のラグナは壮絶な人生を歩んだ「未来の自分」から「力」を受け取ります。悲しみと絶望を抱きながら数十年かけて練り上げられた力は、おおよそ普通の人間が手に入れられる規模のものではなく、
限界の限界の限界の限界を超えた圧倒的な力
です。
人間をゴミのように圧倒する竜をゴミのように圧倒する凄まじい力です。
しかし、どこか歪(いびつ)なのです。
「決して正しいものではない」と直感的に感じてしまう力を抱えて戦うラグナは、まるで命綱なしで綱渡りをしているかのようです。
敵として出てくる竜たちは、『ベルセルク』の使徒を彷彿とさせる禍々しさをもっており、そんな危うい力を抱えながら立ち向かうラグナから目が離せません。
現在3巻まで発売されておりますが、まだまだ物語が面白くなっていきそうな雰囲気ビンビンなので、ぜひ手に取ってみてください!
興味を持った方へ
ガンガン JOKERで試し読みできるので、ぜひ読んでみてください!
小林大樹 スクウェア・エニックス 2017-10-21
小林大樹 スクウェア・エニックス 2017-12-22
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